リアル サイト

この機能には以下からアクセスします: [プロテクション] ▸ [リアル サイト]

リアル サイトは、DNS (ドメイン ネーム システム) をハイジャックから保護して、閲覧したい実際のウェブサイトに到達できるようにします。この機能では、必要なユーザー入力を最小限にとどめるように設計されています。リアル サイトをオンにするだけで、プロテクションを確実に維持できます。

注意: リアル サイトはアバスト アンチウイルスの有料版でのみ利用できます。

リアル サイトの処置の管理

完全なセキュリティを確保するためリアル サイトはデフォルトで有効になっています。トラブルシューティングのために一時的に無効にする必要がない限り、リアル サイトを常にオンにしておくことをお勧めします。

リアル サイトを無効にするには、[オン] スライダをクリックして表示されている持続期間を選択します。スライダが [オフ] に切り替わります。[無期限停止] オプションを選択して、この機能を無期限にオフにすることはお勧めしません

DNS ハイジャックについての詳細を見る

DNS ハイジャック (または DNS リダイレクト) は、訪問しようとするサイトに似ているサイトにユーザーをリダイレクトする、悪意のある攻撃のタイプです。DNS ハイジャックの最も一般的な方法は、ユーザーを本物のウェブサイトの URL (ウェブ アドレス) からフェイク ウェブサイトにリダイレクトするマルウェアをインストールすることです。フェイク ウェブサイトで、ユーザー名、パスワード、クレジット カードの詳細のような情報を盗み取ることができます。このタイプの攻撃は、バンキングやショッピングのウェブサイトを使用する場合に特に危険なものになります。場合によっては、DNS ハイジャックは機密情報が漏洩した後でしか認識されない場合があります。

リアル サイトの詳細

www.example.com のようなウェブサイトの URL (アドレス) をブラウザのアドレス バーに入力するたびに、URL はアクセスしたいウェブページが保存されているウェブサーバーの IP アドレス (インターネット プロトコル アドレス) に変換されます。リアル サイトでは、ウェブ ブラウザとアバスト独自の DNS サーバーとの間で暗号化された接続を行うことで、DNS ハイジャックが防止されます。言い換えると、リアル サイトでは表示されているウェブサイトが本物であることを保証しています。

問題のトラブルシューティング

特定のネットワーク設定またはポリシーでは、DNS 設定を管理してリアル サイトを使用する許可がなされない場合があります。リアル サイトのステータスが [Not available (利用できない)] になっている場合は、次の手順をお勧めします。

  • お使いのネットワーク ファイアウォールで UDP ポート 443 が許可され、UDP ポート 53 で DNS の暗号化が許可されることを確認してください。ファイアウォールでこのようなポートがブロックされている場合、リアル サイトでは TCP プロトコルを使用してそのポートに接続しようとします。
    デフォルトでは、アバスト ファイアウォールはリアル サイトで動作するように設定されています。サードパーティのファイアウォールを使用する場合は、関係するメーカーに問い合わせるか、製品のマニュアルおよびサポート ページを参照してください。
  • DNS 設定が確実に保護されていることを、ネットワーク管理者、またはインターネット サービス プロバイダ (ISP) にご確認ください。