サンドボックス
この機能には以下からアクセスします: [プロテクション] ▸ [サンドボックス]
サンドボックスを使用すると、PC のシステムの他の部分と完全に隔離された、仮想の安全な環境でアプリケーションを実行できます。この機能は怪しいアプリケーションや信頼できないアプリケーションをリスクなしで実行したい場合に便利です。
注意: サンドボックスはアバスト アンチウイルスの有料版でのみ利用できます。
サンドボックス内でのアプリケーションの実行
アプリケーションのアイコンを右クリックして、コンテキスト メニューから [サンドボックス内で実行する] を選択することにより、Windows から直接サンドボックスでアプリケーションを実行することをお勧めします。
サンドボックス画面からアプリケーションを実行するには次の手順に従います。
- [アプリケーションの実行] をクリックします。
- 実行するアプリケーションのファイル (.exe) を探して、[開く] をクリックします。
アプリケーションは色付きの枠線または「アバスト サンドボックス」のラベルで示される仮想化されたウィンドウで開きます。 - [サンドボックス] メニューの [終了] をクリックして、特定のアプリケーションの仮想化セッションを終了するかサンドボックス アプリケーションを閉じます。
注意: [サンドボックスの設定] にある仮想化パラメータで視覚的オプションとコンテキスト メニューの統合を調整します。
自動サンドボックス アプリケーションの指定
Windows のアプリケーション アイコンを右クリックしてコンテキスト メニューから [常にサンドボックス内で実行する] を選択して仮想化プロセスに追加します。その後は、サンドボックス内で実行するたびに Windows のアプリケーション アイコンをダブルクリックするだけで実行できます。
常にサンドボックス内で実行する必要があるアプリケーションをさらに管理するには、次の手順に従います。
- [設定] ▸ [コンポーネント] ▸ [サンドボックス] ▸ [カスタマイズ] に移動します。
- 左のパネルから [仮想化プロセス] を選択します。
- [参照] をクリックして、自動的に実行するアプリケーションのファイル (.exe) を探し [OK] をクリックします。
- Windows のアプリケーション アイコンをダブルクリックしてサンドボックス内で実行します。
別のアプリケーションをリストに追加するには [追加] をクリックします。アプリケーションを削除するには、該当する行をクリックしてから [削除] をクリックします。
注意: サンドボックスの設定にある仮想化プロセスを使用して、複数のアプリケーションを含むフォルダを追加することもできます。
サンドボックス アプリケーションからのファイルの保存
サンドボックス セッション中に取得されたすべてのファイルは、サンドボックス アプリケーションを閉じると削除されます。特定のファイルを保持したい場合には、サンドボックスの設定にあるスキャンからの除外で指定されたフォルダに保存できます。
サンドボックスからフォルダを除外するには次の手順に従います:
- [設定] ▸ [コンポーネント] ▸ [サンドボックス] ▸ [カスタマイズ] に移動します。
- 左のパネルから [スキャンからの除外] を選択します。
- テキスト ボックスに手動でフォルダの保存場所を入力するか [参照] をクリックして関連するフォルダに移動し [OK] をクリックします。
- 変更を有効にするにはサンドボックス アプリケーションを再度開始します。
[スキャンからの除外] で指定したフォルダは、PC のサンドボックス アプリケーションからのファイルを永久保存するために使用できるようになりました。
別のフォルダをリストに追加するには、[追加] をクリックします。フォルダを削除するには、関連する行をクリックして [削除] をクリックします。
注意: 除外された場所にサンドボックス アプリケーションからのファイルを保存する場合には注意が必要です。サンドボックスで実行されているアプリケーションが悪質な場合、PC 上の特定の場所にファイルを保存することは危険な場合があります。
サンドボックスの設定の管理
[設定] ▸ [コンポーネント] ▸ [サンドボックス] ▸ [カスタマイズ] でサンドボックスの選択項目を設定します。
以下のオプションを利用できます:
- [パラメータ]:通常のアプリケーションと仮想化されたアプリケーションを区別するのに役立つビジュアル設定を管理します。さらに、システムでアプリケーションがどのように仮想化されているかに関する詳細な設定にアクセスします。
- [サンドボックス ストレージ]: サンドボックス ストレージの保存場所を指定します。
- [ウェブ ブラウザ]: サンドボックス内で実行するブラウザの仮想化とストレージの設定を最適化します。
- [仮想化プロセス]: サンドボックスにより自動的に仮想化されるアプリケーションを含む、アプリケーションやフォルダのリストを作成します。
- [プライバシー]: 仮想化されたアプリケーションにアクセスできる場所を指定します。
- [スキャンからの除外]: 仮想化されていないアプリケーションのリストを作成します。
- [インターネット アクセス]: どの仮想化アプリケーションがインターネットにアクセスできるかを管理します。
- [報告・通知]: 仮想化アプリケーションの報告をサンドボックスで作成するかどうかを指定します。
問題のトラブルシューティング
サンドボックスでウェブ ブラウザを使用しているときに特定のウェブ ページを開けない場合、次のトラブルシューティング手順を実行してください。
- [設定] ▸ [コンポーネント] ▸ [サンドボックス] ▸ [カスタマイズ] に移動します。
- 左のパネルから [ウェブ ブラウザ] を選択します。
- [メンテナンス] セクションで [内容を削除] をクリックして [OK] をクリックします。