ウイルスチェスト
この機能には以下からアクセスします。 [プロテクション] ▸ [アンチウイルス] ▸ [ウイルスチェスト]
ウイルスチェストは、潜在的な危険のあるファイルを安全に保管することや、解析のためにアバスト脅威研究所に送ることができる隔離されたスペースです。ウイルスチェストにあるファイルは実行できず、システムとデータにもアクセスできないため、PC はファイルに含まれる悪質なコードによって損害を受けません。
デフォルトでは、ファイルは次の方法でウイルスチェストに移動されます。
- 定義済みのアンチウイルス スキャンを実行して怪しいファイルが検出された場合。
- アクティブなシールドにより怪しいファイルが検出された場合。
上記の両方の場合、アバストでは一連の処理を実行します。その結果、ファイルがウイルスチェストに移される場合があります。また、ウイルスチェストにファイルを手動で移動できます。
注意: システム トレイの [アバスト] アイコンを右クリックして [ウイルスチェスト] を選択することによってもウイルスチェストにアクセスできます。
ウイルスチェスト ファイルの追加または管理
ウイルスチェストにファイルを手動で追加するには、テーブル内のどこでも右クリックして [追加] を選択し、怪しいファイルを探して選択します。ウイルスチェストに手動で追加されたファイルはコピーのみです。元のファイルは自動的に削除されないので、危険な場合は手動で削除する必要があります。
リスト内の特定のファイルを右クリックして、次のオプションにアクセスします。
- [削除]:ウイルスチェストからファイルを永久に削除します。
- [復元]:ファイルを元の場所にコピーします。
- [ファイルを復元して除外リストに追加する]: ファイルを元の場所にコピーしてその後のスキャンから除外します。
- [抽出]: 保存場所を選択してその場所にファイルをコピーします。
- [スキャン]: 現在のウイルス定義に基づいてファイルを再スキャンします。
- [ウイルス研究所に提出]: さらなる解析のためにアバスト脅威研究所にファイルを送信します。
- [プロパティ]: ファイルに関する詳細な情報が表示され、オプションでコメントを入力します。
- [全てのファイルをリフレッシュ]: ファイルの一覧のアップデートを確認します。
アバスト脅威研究所へのファイルの提出
アバスト脅威研究所に次のファイル タイプを提出することをお勧めします。
- 潜在的なマルウェア: アバストがマルウェアとして指定していないが、悪意があると思われるファイル。
- 誤検出: アバストがマルウェアであると判断したが、クリーンであると思われるファイル。
アバスト脅威研究所にファイルを提出するには、次の手順を実行します。
- ファイルがウイルスチェストに追加 (手動またはアバストによる自動追加のいずれか) されていることを確認します。
- ウイルス定義を更新してウイルスチェスト内のファイルを再スキャンします。
- ウイルスチェスト内のファイルを右クリックし、[ウイルス研究所に提出] を選択します。
- ファイルについて要求された情報を入力し、[提出] をクリックします。
このファイルはさらなるテストのためにアバスト脅威研究所に提出されます。ほとんどの場合、アバスト脅威研究所は受信したファイルを処理して応答を送信しません。
ウイルスチェストの設定の管理
ウイルスチェストの設定を管理するには、[設定] ▸ [一般] ▸ [メンテナンス] ▸ [ウイルス チェスト] に移動します。
ウイルスチェストの設定では、次の項目を設定できます。
- チェストの最大容量: この制限 (デフォルトでは 256 MB) または残りの容量を超えるファイルはウイルスチェストに追加できません。
- 送るファイルの最大容量: この制限 (デフォルトでは 16384 KB) または残りの容量を超えるファイルはアバスト脅威研究所に提出できません。