Wi-Fi の検査

[ネットワーク スキャン] をクリックすると、ご利用のルーターとネットワークに接続されているすべてのデバイスがチェックされ、ネットワーク状態を確認するネットワークのフルスキャンが実行されます。スキャン中に、アバスト アンチウイルスを終了することや他のアバストの画面に移動することができます。また、プロセスを終了しない場合には、いつでも [スキャンを停止] ボタンをクリックすることもできます。

Wi-Fi の検査では、次の脆弱性が公表されます:

• 弱いパスワードまたはデフォルトのパスワード (Wi-Fi とルーター管理用)
• ルーターファームウェアの脆弱性 (最も一般的なメーカー向け)
• 暗号化されていない、セキュリティ保護されていないワイヤレス ネットワーク
• DNS ハイジャック (デバイスとルーター上で)
• オープン ネットワーク ポート (リモートアクセス、Telnet など向け)

スキャンで問題が検出された場合、影響を受けるデバイス/ルーターの下にある警報パネルをクリックして展開し、問題の説明を読み、潜在的なリスクについて学び、解決策を参照してください。ほとんどの問題について、ルーターの管理者ページでルーターの設定を手動で変更する必要があります。警報画面には、最も一般的なタイプのルーター向けの基本的な指示が表示されます。詳細については、ルーターのマニュアルおよびサポートページを参照するか、メーカーにお問い合わせください。

注意: Wi-Fi の検査には、お客様にかわってルーターの設定にアクセスし、変更する権限がありません。つまりスキャン自体にはネットワークの問題を解決する機能はありません。ルーターの管理ページ上のすべての変更は、お客様またはルーターのメーカーによって手動で行われる必要があります。

スキャン結果画面には次のパネルが含まれます。

• ご利用のデバイス
• ルーター
• 検出されたデバイス (ネットワークに複数のデバイスが接続されている場合)

各パネルにはデバイス名、IP アドレス、セキュリティステータスが表示されます。デバイス/ルーターのパネルをクリックして、次の情報を確認します。

• [詳細]: デバイス IP と MAC アドレス、メーカー、型式、名前、DNS 名が表示されます。
• [インターフェイス]: ネットワーク インターフェイスの MAC アドレスが表示されます。
• [サービス] (ルーター用のみ): 実行中のサービスおよび該当ネットワーク ポートに関する情報が表示されます。

ネットワーク セキュリティを向上させ、ネットワーク攻撃を防止するには、次の基本的な推奨事項に従ってください:

• ルーターの設定ページを開いて次の操作を実行します:
  • SSID (またはワイヤレス ネットワーク名) に一意の名前が付けられていることを確認します。
  • ルーター用のデフォルトの管理者ユーザー名とパスワードを変更します。
  • WPA2 暗号化を有効にします。
  • ルーターのファームウェアをアップグレードします。
  • リモートアクセス サービスをすべて無効にします。
• 信頼できるデバイスのみがネットワークに接続されていることを確認します。
• Wi-Fi の検査を定期的に実行します。

Wi-Fi の検査で間違ったデータや矛盾のあるデータが表示された場合には、スキャンを開始するときにすべての VPN サービスがご利用のデバイスで無効になっていることを確認してください。ルーター設定の問題が発生した場合は、該当するルーターのメーカーに問い合わせることや製品のマニュアルおよびサポート ページを参照することなどが必要です。

[設定] ▸ [コンポーネント] から Wi-Fi の検査を無効にできます。Wi-Fi の検査の横にある [オン] スライダをクリックして [オフ] に変更します。